クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2018年05月

うちゅうブリューイングの宇宙エール。



この醸造所は、農業、輸入ビールの販売、各種イベント企画を行っている宇宙カンパニーが設立した。醸造所は今年2月に醸造免許を取得し、3月に初仕込み、5月中ごろに醸造所のオープニングパーティーを行って、本格的に自社製造ビールの供給を開始(これまでに他社で委託生産した経験あり)。今後の活躍が楽しみな醸造所である。



さて、今回飲んだ宇宙エールは、その初仕込み品。

色は橙色でSRM値は6くらい。透明度は低く泡立ち泡持ちは良い。グラスに注ぐと、グレープフルーツ、柿、オレンジを思わせるフルーティーな香りを感じる。口に含むと、やや強めの苦みをよく感じ、鼻孔に柿やオレンジを思わせる香りがぬけて、口内でほどよくボディを感じたと思ったら、カーボネーションによるキレ感によって爽快さを取り戻す。同時に水飴のような甘さが広がる。

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ちなみに昨年9月末にクラウドファンディングで資金調達してるんだけど、アテクシも寄付者の一人でして、このビールはそのリターンの一つ。グラスはシュピゲラウ製とこだわっている。

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アサヒビールの、アサヒ生ビール 100年のこだわり。



期間限定の商品で、いわゆるマルエフ。
色は綺麗な黄金色だがほんの少し薄めかも。SRM値は5くらい。透明度は高く、泡立ち泡持ちは普通にいい。口に含むと、全体的にまろやかな口当たり。そのなかでドライ感と苦みと甘みとをバランスよく感じる。いずれもスーパードライよりも抑え目だが、鼻孔を攻めてくる香りがスーパードライと異なっており、単なる「スーパードライの試作型」ではない味である。美味い。
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ライズ&ウィン・ブリューイングのIPA。



グラスに注ぐとマスカットのような瑞々しいフルーティーな香りがする。口に含むと、強烈な苦みとしっかりとしたコクを感じる。鼻孔にオレンジピールのような香りが微かにぬける。

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道後ビールの道後オレンジエール。



「せとか」を使ったフルーツビール。鼻孔をぬけるせとかの香りが良いんだけど、オレンジエールと銘打ってるだったら、出来れば数種類混ぜてもっと香りが立つものを作ってほしいかも。まあまあ美味い。

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高知県の香美市に、高知カンパーニュブルワリーというクラフトビールメーカーが誕生しました。長い間「地ビール&クラフトビールメーカーの真空地帯」と言われていた高知県にやっとメーカーが誕生したってんで小躍りして喜んでますヘ(^ヘ^)(^ノ^)ノ ソレソレ♪ (高知県にはこれまで、よさこいビール、土佐黒潮ビールがあったが、前者は1999年に、後者は2008年に操業中止した。)。



開業したのは大阪出身の方らしいんですが、実は大阪出身の30代の方が土佐山田で開業を希望しているという噂は3~4年程前から聞いておりまして、まさか本当に開業できるとは思いませんでした(失礼!創業の噂がありつつも結局諦めた方を何人も見てきたもので!)。将来的にはリニューアル予定の三宝山にもビアレストランを出す予定とのことで、ぜひとも頑張ってほしいです。



さて、今回はその高知カンパーニュブルワリーが発売した3種類を飲んでみました。

まずは、とさこIPA。色は橙色でSRM値は8くらい。泡立ち泡持ちは良く透明度は低い。グラスに注ぐと砂糖を混ぜたヨーグルトのような甘酸っぱい香りがする。口に含むと、恐らく酵母によるだろうヨーグルトのような甘酸っぱい風味を感じ、奥からしっかりとした苦みが現われてきて前面に押し寄せてくる。その後、苦みの中からキャラメルのようなモルトの甘みを感じ、再度、苦みと酸味と甘みとを同程度、だが初めよりは弱めに感じながら消える。

実は製造直後の商品を飲んだ時は全体を通して雑味を強く感じたのだが、その1週間後にもう1本飲んでみると雑味が弱くなっていました。貯酒期間をほんの少し伸ばしたほうが良いのかもしれません。

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次は、ゆずペールエール。色はくすんだ橙色でSRM値は9くらい。泡立ち泡持ちともに弱く透明度は低い。グラスに注ぐと、これもヨーグルトのような甘酸っぱい香りがするがIPAよりも甘い香りが強い。口に含むと、恐らく酵母によるだろう乳酸菌の風味とゆずの風味とがシナジー効果を発揮して鼻孔をぬけ、口内では優しく柚子の酸味と、弱めのカーボネーションによるキレ感を感じてサッパリとする。ボディは軽めでドリンカブルでほんの少し物足りないが酵母が良い風味をつくってる。

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最後に、こめホワイトエール。色はくすんだ黄色でSRM値は4~5くらい。透明度は低く、泡立ち泡持ちは弱い。グラスに注ぐと、ラムネ菓子や、これも砂糖を入れたヨーグルトのような甘さ強めの甘酸っぱい香りがする。口に含むと、弱めのカーボネーションと、恐らく山椒とホップによる単調なスパイシー感によるキレ感を感じる。そしてラムネ菓子のような爽快な香りを弱く鼻孔で感じ、同時に独特な風味(米を副原料に使ったビールに良くあるやつ)を感じる。スッキリとしておりドリンカブルだがホワイトエールにしては水っぽすぎるような気がする。米の風味が奥深さをつくっていると思うが、それでも水っぽいと思う。何故に?

それについて気になったのが、商品裏ラベルに「きめ細かい泡(中略)をお楽しみください」と記載があるが、グラスに勢いよく注いでも、まったく泡立たなかったこと。もしかしたら打栓がうまく出来てなくて流通&自宅保管中にガスが抜けてたのかもしれない。いわゆる「たっすい」ビールになってたという。。。まあ、恐らく手作業でしてるだろうから仕方ないと思うけどね。あと原料の影響もあるかも。

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個人的な感想だけど、石見麦酒の醸造方法や、吉備土手方式は、瓶売りに適していないと思う。あれらは現地の直営ビアパブで出来立ての酵母混じりのものを飲むから美味いんだよ。普通に考えればわかるけど自家醸造を企業面してやってるだけなんだからキチンとした設備使って造ってるものに品質で勝てるわけがないだよね。石見方式なんて麦汁を市販のゴミ袋に入れて冷蔵庫で寝かせるんだから、正直、温度管理や雑菌管理を十二分に出来るとは言い難いもん(けど直営ビアパブ提供方式なら普通に美味い物を出せると思う)。それに空気感染のリスクの高い手作業での瓶詰なんかせずに、直営パブで出来立てを飲ませないと不味いに決まってる。

今後、ここがどんな展開をとるのか知らないけど、出来るなら始めのうちは瓶売りを止めて直営ビアパブで出してほしい。今の味のままだと微妙なイメージしか伝わらないと思う(対策としては、地域や行政、友人知人を巻き込んでなかばヤラセで盛り上げるのが手っ取り早いと思う。)。あと三宝山で製造してレストランで提供するのなら、石見方式ではなくキチンとした設備で作ってやったほうが良い。けど集客の時期やエリアのキャパ、外販を考えるとコストも機会損失も増えるかもしれないけど。ま、頭のいい行政関係者や県お抱えのコンサルが大活躍してくれるから大丈夫か!




























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今日、アサヒビールの1-3月期連結業績が前年同期比で5倍を達成したってんで株価が300円以上上昇した。

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そんな本日、さらに嬉しいことに、楽しみにしていた株主優待ビールが贈られてきたヽ(・∀・)ノ ワッチョーイ♪

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今年は黒ビールとのこと。

はたしてどんな味なんでしょ。

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色は黒いが漆黒と言うわけではない。グラスに注ぐとラムネ菓子のような甘い香りと爽快な香りがする。口に含むと、ローストモルトの甘さとほど良いキレ感、同時に奥で優しく苦みを感じる。そして鼻孔をぬけるラムネ菓子のようなホップの爽快な風味とが相まって、程良く飲み応えがありつつも優しい口当たりでドリンカブル。後口に甘味が残るが、同時にホップの爽快さ、目立たないようにだがしっかりとした苦みもついてくるしドライ感もあるため甘ったるくない。

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香川県丸亀市にある、丸亀ミロクブルワリーに行ってきました。



この醸造所は複数の飲食店を経営している岩城さんが開業。2017年12月21日に醸造免許を取得し、2018年2月7日にファーストバッチを完成させ、同年2月15日に醸造所に併設した飲食店を開店しました。場所は丸亀駅から北東に歩いて10分ほどのところにあります。

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店内はシャレオツで単なるビアパブではない感じ。スムージーやナイトロコーヒーも提供しているとのこと。タップは10基ほどあり、ここからオリジナルビールの他、ゲストビールも提供している。ちなみにオーナーさんは梅錦ビールで研修を受けたそうなので、そのためかゲストビールは梅錦ビールが4種類ほど提供されていました。

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訪問時に提供されていたオリジナルビールは左のジャラムと右のレモンエール。

まずはジャラム。セッションエールとのこと。アルコール度が3.6と低く水みたいにスルスル飲める。それもそのはずジャラムってのがサンスクリット語で水を意味するとのこと。だがただの水ではなく、口に含んだ瞬間に苦味を感じ、紅茶のようなコクと渋みをうっすらと感じて気品を感じる。カーボネーションによるキレも感じる。セッションとはいえかなり低めなのに程良く飲み応えがあり作り手の腕の高さを感じる。

次にレモンエール。愛媛の農家から仕入れた無農薬レモンを使ったフルーツセゾンとの事。美味い。これもスルスル飲める。レモンの酸味とフルーティな風味が良い感じに主張し、ほどよい苦味がそれを支援して味に厚みを持してる。恐らくホップだろう風味が鼻腔を抜けるが、これが粉末レモネードのような香りでレモン感が増す。ボディはライト~中で、程よい酸味のおかげでドリンカブル。スポーツ後に飲みたい一品。美味い。

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さて、お目当ての品を飲めたことだし、バーレーワインが熟成中とのことで試飲を進められたのでお願いしたのに「思ったより熟成が進んでいないので出したくない」と言われ_(┐「ε:)_ズコー っとなったことだし、そろそろお暇することにした。そして、せっかく丸亀に来たので丸亀城へ。この日は丸亀お城フェスタ?というイベントが開催されていました。

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さすが石垣で有名な丸亀城。美しい。本丸からミロクブルワリーの方向を眺めると、遠方に瀬戸内海と瀬戸大橋が見えました。

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反対側には讃岐富士が。

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丸亀と言えばこれでしょう↓

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盆栽で有名なのは川口なんですがね、香川もそこそこ有名らしいんですよ。



んで、別件で香川に来てるんで、せっかくなんで前から気になってた盆栽園に行ってきました。



ここのご先祖様が錦松を生んだそうです。

基本、卸なので小売りはしてないそうですが、色々と見学させてもらいました。

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鬼無も有名なんですが国分寺にはこれ↓があるんですよね。JA香川盆栽部の盆栽直売所が。鬼無や国分寺の有名盆栽園が卸すところなので、正直、ここに来れば周辺の有名盆栽園の商品が買えます。

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基本、松が多かったです。若いやつから、そこそこ大きな奴まで色々ありました。種類も赤松、黒松、五葉松、錦松などなど多数。欲しい鉢が何個もあったんですが、欲しいやつに限って何万円もするという。。。特に五葉松の高いこと高いこと。。。

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これめっちゃ欲しかったけど20万円すりゅ。。。

カッコよさと比すると安いのかもしれないけど、まあ買えんわな。。。

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せっかくなんで記念に黒松を買った。写真で見ると大したことないけど、実物はも少し奥行きがあり、枝の張り出しも迫力ある。

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別の小売をしていない盆栽園で一鉢だけという約束で購入した五葉松。これも写真で見るとショボイけど、実物は鶴が翼を広げかけてるというか、城で言うと松本城の大天守と小天守のようなカッコいい形してる。

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んで、家帰って、枝を伸ばしっぱなしにしていた出猩々を散髪。時期が悪いかもしれんけどまあいいや。本当はもっと刈りたいけど枝がイイ感じに伸びてないんでこれ以上カットすると余計変な形になるんだよね。小枝が出そろうまでガマンガマン。。。

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んで、カットした小枝をチロルチョコ大の鉢に挿し木してみた。

根を生やしてくれるかなぁ。

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愛媛県の大三島にある、大三島ブリュワリーに行ってきました。



この醸造所は、箕面ビールで修業した高橋夫婦が2017年8月に設立。今年3月に醸造免許を取得し、4月上旬に初仕込み、そして4月28日にファーストバッチをお披露目し、5月3日に醸造所併設の飲食ブースを開業しました。場所は、大山祗神社のすぐそば、宮浦の参道商店街の中にあります。訪問したのは飲食ブース開業の日である5月3日で、大三島ではこの日、藤祭り等のイベントが開催されており島中はもちろん醸造所も沢山のお客さんで大賑わいでした。

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醸造所兼飲食ブースは、大正期に建てられたという築100年近い古民家を改装。仕込は1バッチ500Lで月産1500Lだそうです。造るビールは、現在はペールエールとベルジャンホワイトの2種類のみ造っていますが、将来的には常時5種類ほど用意し、そのうち2種類は地元の柑橘類を使ったフルーツビールを造りたいとのこと。その日が待ち遠しいです。

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ペールエール。カーボネーションが良くキレ感が強くて、しっかりとした苦みを感じる。同時に柿などを思わせるフルーティーな風味が鼻孔をぬけ、濃い甘みを感じる。箕面ビールで修業したってのに納得する味です。

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ベルジャンホワイト。副原料に大三島で無農薬栽培された甘夏の皮を使用したとのこと。独特の甘渋さがあり、渋さが良いアクセントになっている。美味い。

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桜ウツギの花が咲いた。

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出猩々の葉も新緑になったと思ったら、真っ赤な小さな葉がまた芽吹いてきた。

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一つで2種類の色を楽しめるやつです。

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イタヤカエデは葉が綺麗な緑色になったのに、何かの虫に食われてしまってブサイクになってしまった。一体誰じゃ。許せん。一番成長を楽しみにしてたやつなのに。

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カマツカコケモモの花が満開!いいにおいがする!

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欅は見ごたえがあっていいね。

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