クラフトビールと盆栽の日記@高知

地ビール協会認定・ビアテイスター、ビア&スピリッツ協会認定・ビアアドバイザーのブログ。 飲んだビールのメモ帳&趣味の盆栽の観察日記です。 ※ビアスタイルガイドラインに沿った評価はしていません。

2014年12月

鹿児島県の鹿児島市にある、城山ブルワリーに行ってきました。



この醸造所は1998年に福岡県の博多にあった博多城山ホテルに「博多・中洲ブルワリー」として設立された。2004年に鹿児島市にある城山観光ホテルに移設され現在に至る。造るビールは「ハーブエール」「ペールエール」「スタウト」「ベルジャンホワイト」の4種類で、いずれも各種の賞を受賞しているとのこと。

醸造所の場所は、鹿児島市内の城山という山の上にあり、そこは西南戦争で西郷隆盛が最期を遂げた洞窟のある観光名所でもある。この写真↓の奥に見える山が城山で、そこにある薄茶色い大きな建物が城山国際ホテル。醸造所は、そこの地下駐車場そばにあります。

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飲める場所はホテル内にある複数の飲食店のほか、東京等の限られたビアパブでも飲めるとのこと。今回飲んだのは、ホテル内にあって、醸造所の一番近くにあるガーデンレストラン・ホルトで飲みました。

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右から、ペールエール、ハーブエール。

まずはペールエール。色は明るいオレンジ色でSRM値は7くらいだろうか。口に含むと、鼻孔に柑橘系の甘く爽やかなアロマが漂う。そして、その甘いアロマと同様なフレーバーを感じ、それを邪魔しないように苦みがほど良く広がる。美味い。

次にハーブエール。万咲IPAという商品名とのこと。色は明るい銅色でSRM値は8~9くらいかな。透明度は高い。口に含むと、恐らく原料の万咲に起因するだろう渋茶のような独特なフレーバーを感じる。苦みがいい意味で薬草のような苦みがあり、微かに甘みもあって美味い。



右から、ベルジャンホワイト、スタウト。

まずベルジャンは、色は黄色でSRM値は3~4くらい。透明度は低い。口に含むと、恐らく数種類の柑橘系ピールを使ったような少し複雑でまったりとした甘さのある柑橘系のフレーバーがする。同時に、目立たないがしっかりとある酸味とカーボネーションによって口内がサッパリとし、甘く爽快な印象を受ける。まとまりの良い柑橘系のフレーバーがよく活かされている。

最後にスタウトは、スタウトって銘打っているけどドュンケルに近いフレーバーを感じる。甘みとローストバーレイの香ばしさとがよくマッチしていて、癖が無く飲みやすい。



いやー、美味かった。

5年位前にビアフェスで飲んでから、ずーっと気になってた醸造所なんですよね。やっぱ現地に来て飲むと格別ですなあ。せっかくなので一泊して、翌日鹿児島市内をちらっと観光しましたよ。噴火中の桜島を朝日を背景に一枚。

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鹿児島市内なんですが、いたるところに石碑や石像がたっていまして、その中の一つに龍馬が。なんでも、おりょうさんと霧島に新婚旅行に行く途中で鹿児島市内に立ち寄った時を再現しているそうです。この他にも、大山巌、大久保利通、西郷隆盛・従道兄弟、東郷平八郎、樺山資紀、上村彦之丞、山本権兵衛・英輔、小松帯刀、五代友厚、牛島満などなどの銅像や石碑等を見てきました。けど、実は行きたかったけど見つけられなかった石碑多数。。。石碑や銅像がすごく多く、鹿児島市民の地元偉人に対する尊敬というか、地元の偉人を大切にしているのがとても伝わりました。


















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福岡県の北九州市にある、門司港地ビール工房に行ってきました。



この醸造所は、門司港レトロビール株式会社が1996年に設立した醸造所で、常時造っているビールは、ヴァイツェン、ペールエール、ピルスナーの3種類。この他に季節限定商品も出している。

場所は、JR門司港駅から徒歩10分くらいのところにあり、醸造所にたどり着くまでの間には、アインシュタインも泊まったという旧三井倶楽部をはじめとするレトロな建築物をいくつも見学することができます。そして、日本で唯一だという歩行者用の跳ね橋を渡ると、目の前に門司港地ビール工房の建物が目に入ります。



工房のある建物の1階はジンギスカン料理が食べられるようになっており、2階は醸造所、3階はレストランになっています。1階の店内からは2階にある醸造所の設備を少し見られるようになっており、今回の醸造所見学はそれで済ませ、さっそく3階にあるレストランで飲むことに。レストランの窓からは、関門海峡越しに下関が見えます。

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右からピルスナー、ペールエール。

まずピルスナーは、SRM値は4~5くらいで透明度は少し低い。口に含むと、モルトの甘味をよく味わえ、爽快なホップの苦みと程よいカーボネーションとを感じて口内がサッパリとする。その後、程よく苦みが残る。

次にペールエールは、SRM値は7~8くらいで透明度は高い。口に含むと、ホップの微かにグラッシーでフルーティーな香りが鼻孔を抜け、苦みと甘みとをよく感じる。その後、苦みをよく感じるようになり、じわじわと消えていく。



最後にヴァイツェン。色は乳白した黄金色で、無濾過のため白濁している。口に含むと、小麦とバナナの風味をよく感じられる。目立たないようにカーボネーションによるキレ感と苦みがあるため、甘く爽快な印象を受ける。






















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福岡県福岡市にあるケイズ・ブルーイング・カンパニーに行ってきました。



この醸造所は2001年創業のブルーパブで、造るビールのブランド名はブルーマスター。造るビールの種類は、フルーツビールのカボス&ハニー、同・あまおうノーブルスイート、同・あまおうオートミーツブラック、エールのブルーマスター、オリジナルのヒーリングタイムの5種類。この他に季節限定商品も出しています。

醸造所のある場所は、福岡市営地下鉄七隈線の別府駅から徒歩5分ほどのところにあり、高架道路のそばにある3階建てのビルがそうです。こんな感じに↓ビルの屋上にでかい看板が立っているので、駅からの進行方向の反対側にありましたがすぐにわかりました。



醸造所は1階にあり、入口すぐに試飲スペースが併設されているのでそこで飲みます。食べ物はソーセージ盛り合わせ、枝豆、柿ぴー(だったかな?)の3つだけです(試飲スペースだからそりゃそうか・・・)。

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まず飲んだのは、ワシがブルーマスターに興味を持ったきっかけである、カボス&ハニー。口に含むと、カボスとハチミツのまったりとした甘く爽やかな風味がベストマッチして鼻孔に押し寄せてくる。そして、カボスの甘酸っぱい味とハチミツの甘味とを感じたと思ったら、裏でしっかりとした苦みを感じ、同時にほどよく爽快なキレ感と、苦みと渋みとが再度主張してきて爽快な印象で終わる。

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次は会社のフラッグシップであるブルーマスター。口に含むと、ホップの独特なグラッシーな風味を感じ、苦みがだんだんと強くなってくる。カボスを飲んだ後だからか、少しカボスのような柑橘系の酸味と渋みを感じた。

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あまおう・ノーブルスイート。完熟させた高級苺「あまおう」を使ったフルーツビールとのこと。香りをかぐと、たしかにイチゴの甘い香りがする。口に含むと、爽快な苦みとキレ感をほど良く感じて口内がサッパリすると同時に、あまおうの甘い風味が後から段々と口内に広がる。カボス同様バランスが良い。

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あまおう・オーツミールブラック。ブラックと銘打っているが色は暗めの銅色、SRM値でいうと20くらいか? 味は、あまおうよりも甘さの奥行きが深く、たまにローストバーレイの甘香ばしさも感じる。どちらも美味いがより甘さを求めるならこっちかも。どちらもあまおうの甘さと風味がよく活かされていて美味い。

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チョコレート・ブルーマスター。限定商品とのこと。口に含むと、チョコやカカオの風味を感じ、鼻孔に少しパウダリーな感じも受ける。チョコやカカオの甘さを感じるが、それよりも酸味を強く感じ、けっこうさっぱりとした味だった。



最後に、ヒーリングタイムを飲んで全部制覇したかったけれど、スケジュールが迫ってきたのでここで終わり。瓶商品と生との違いを比べたかったのにな。残念。




















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福岡県福岡市にある、オークラ・ブルワリーに行ってきました。



この醸造所は、ホテル・オークラ福岡が1999年から運営しており、場所は、福岡市営地下鉄の中州川端駅の真上にある同ホテルの地下1階にあります。造るビールのブランド名は「博多ドラフト」で、常時造っているビールは、「アルス」というケルシュ、「ズィルバー」と「クプファー」というオリジナル、「シェーンアルト」というアルト、「ダイコク」というスタウトの5種類。このうち、オリジナル以外は、インターナショナルビアカップやジャパンアジアビアカップで入賞しているとのこと。

飲める場所は、ホテル内にある飲食店のみの模様。なので今回は、ホテルの地下1階にある醸造所に併設されているオークラ・ブラッセリーというレストランへ行きました。

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これが、博多ドラフトのビール。

左から、シェーンアルト、アルス、ズィルバー。

まず、シェーンアルトは、色は銅色でSRM値は15くらいか?口に含むと、アルトらしい苦みをメインに感じ、その裏で甘香ばしい風味とうっすらとモルトの甘味を感じて、口内がスッキリとする。後口に酸味が少し残る。

次にアルス。SRM値は5くらいだろうか。口に含むと、微かに小麦とホップの爽快な風味を感じる。同時に、主張してくるカーボネーションとその裏にある苦みとによってキレ感を感じ、かなり爽快な印象をえる。その後、微かに小麦の風味を感じながら全体が弱まっていき消える。

んで、ズィルバー。ヴァイツェンの模様。SRM値は4くらい。透明度は少し低い。少しなめらかな口当たりで、他社にある酸味等の主張が少なく飲みやすい。爽快なキレ感があり、微かにバナナのような甘みを感じる。

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左から、クプファー、ダイコク。

クプファーは、色は明るい銅色でSRM値は9くらいかな?口に含むと、ホップの爽快な風味と程よいキレ感を感じ口内がサッパリする。イングリッシュエールだろうか?少しウィートエールっぽい風味も感じたがどうだろう。美味い。

最後にダイコク。口に含むと、コーヒーのような香りが鼻孔を抜け、ホップの苦みとローストモルトの甘香ばしい味と酸味とがそれぞれ主張しあいながら押し寄せてくる。



ここのビール、どのスタイルにも言えるが癖が少なく飲みやすい。

また、レストランのブッフェの料理も美味かった。

ホテルの近くには繁華街の中州があるし、飲み観光するのに最高の場所だと思う。

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あ、あと、さすが名門ホテルなだけあって、駐車場に停めている車もすんげーのばかりでした。

フェラーリやランボルギーニといった超高級車を一度にこんなにたくさん見たのは初めてです。いやー眼福眼福。いや、逆に目の毒だったかも。。。

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セイント・アーチャー・ブリューイングのガール・スケートボード・ホッピー・ピルスナー。



この醸造所は2013年にカリフォルニア州のサンディエゴに創業した。創業したのは、プロスケーターのマイキー・テイラー、ポール・ロドリゲス、プロサーファーのテイラー・ノックス、ジョシュ・カーとビッグネームばかり。この他にアーティストやプロスノーボーダーもいるとのこと。さらに醸造ディレクターに元ピッツァポート・ブリューイングのイーガ・ミヤシロが、ヘッドブリュワーに元マウイ・ブリューイングのキム・ルッツが参加しており、参加メンバーだけですごさのわかる醸造所である。



さて、今回飲んだのは、ガール・スケートボード・ホッピー・ピルスナー。

色は薄めの黄金色でSRM値は4くらいだろうか。透明度は高い。グラスに注ぐと、モルトを含む穀物の甘い香りと少しホップの爽快な香りが漂う。口に含むと、ホップの爽快な香りが軽く鼻孔を抜け、同時に舌に刺すようなカーボネーションを感じて口内がさっぱりしたと思ったら、レモンのような酸味と甘みを感じ、その裏から苦みがジワジワと現れてくる。止渇性はスケーター向け、そのなかでも、そこそこボディを感じつつも軽やかな飲み口なのは、名前通りの女の子のスケーターに向いていると思う。

















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オラホビールのキャプテンクロウ・エクストラペールエール。



色は橙色でSRM値は7くらい。透明度は低い。グラスに注ぐと柑橘系の甘い香りが漂う。口に含むと、柑橘系の香りと爽快なホップの香りとが鼻孔を抜け、同時に苦みとコク、その裏で甘みとを感じる。長く苦みとコクとが続く。美味い。


















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世界のビール博物館オリジナル・メリークリスマスビール。



世界のビール博物館」がチェコのヨジャックに造らせたクリスマス用のオリジナルビールとのこと。どんな味か気になったんで買ってみたのだが、ラベルをよく読むとシェンコブニペール10のラベルを張り替えただけみたい。。。



けどまあ、シェンコブニは美味かった記憶があるので、久しぶりに飲むのもイイかと思い飲んでみた。色は綺麗な黄金色でSRM値は5くらい。透明度は高く、泡持ちは少し弱い。グラスに注ぐと、モルトの甘い香りと、ホップの爽快な香り、グレイン香が漂う。口に含むと、少し粗い穀物の複雑な風味と甘みを感じ、その裏からだんだんと苦みを感じるようになる。後口にうっすらと苦みと酸味、鼻孔にグレイン香が残る。あれ、こんな味だったっけ?


















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鳴子の風の、高原ラガー。



高原ラガーと銘打っているが、麦芽比率が25%以上50%未満のためピルスナースタイルの発泡酒とのこと。色は少し明るめの黄色でSRM値は4~5の間くらいか?透明度は低い。グラスに注ぐと、麦芽と酵母の香りが漂う。口に含むと、酵母の風味と、恐らく原料に使っている糖類に起因するだろう甘さを感じる。同時に、カーボネーションによる程よいキレ感を感じて口内がスッとしたら、再度酵母の風味を鼻孔に感じて、程よい苦みと甘味とを感じるようになる。


















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大分県の湯布院にある、ゆふいんブルワリーに行ってきました。



この醸造所は、ゆふいん山水館という旅館が1994年の地ビール解禁時に九州初の地ビール醸造所として設立した醸造所。造るビールは、ヴァイツェンの「ゆふの豊純・淡色タイプ」と「ゆふの豊純・濃色タイプ」、イングリッシュエールの「ゆふの香り」、「スタウト」の4種類。飲める場所は、醸造所に併設されている「ゆふいん麦酒館」のほか、麦酒館横にあるゆふいん山水館内の飲食店や、周辺の飲食店でも飲めます。また、通販もしているので、それで入手する事も可能です。

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今回は醸造所併設の麦酒館で飲みました。そこの営業時間ですが、意外なことに7:00~10:00までと11:30~14:00までのみと夜の営業をしておらず、夜に飲みたければ旅館内、もしくは周辺にある飲食店で飲まなければいけません。ただ、その場合、樽は1種類のみだったり、瓶商品のみだったりらしいので、全種類を樽生で飲みたい場合は麦酒館に行くしかないようです。

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麦酒館はそこそこ大きなところで、団体客が何組も来ていました。醸造施設はレストランから見学できるようになっており、ちょうど職人さんが作業をしていました。

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右から淡色ヴァイツェンの「ゆふの豊純・淡色タイプ」、イングリッシュエールの「ゆふの香り」。

まず、淡色ヴァイツェンは、色は薄めの黄色でSRMは3くらいに見えた。透明度は低い。出される温度が気持ち低めのためか、少しキリッとした口当たりで、鼻孔で感じるフルーティーな香りも抑え目で、スッとしていて飲みやすい。少し低めの温度で出されるのはピルスナー代わりに出すためなのだろうか?当たり前だが、料理と一緒に飲むと味に深みが増していっそう美味く感じる。

次にイングリッシュエールは、色は綺麗な銅色でSRMは8くらいだろうか。透明度は少し高い。口に含むと、しっかりとした苦みと、気持ち目立っているカーボネーションによって爽快なキレ感を感じて口内がスッとする。同時に焙煎香とホップの香りとをほど良く感じて、目立たないが苦みを引き立たせる甘い風味を感じる。爽快なイングリッシュエール(ビターか?)だ。



右から、濃色ヴァイツェンの「ゆふの豊純・濃色タイプ」、スタウト。

濃色ヴァイツェンは、色は少し薄めの銅色でSRMは7~8くらいだと思う。名前から察するにヴァイツェンドゥンケルかと思ったが、ほんの少しローストバーレイを混ぜましたって感じ。透明度は低い。口に含むと、淡色ヴァイツェンよりも鼻孔でフルーティーな香りを感じられて、それと同程度の強さで苦みを感じる。飲み応えのある淡色ヴァイツェンといった感じ。

そしてスタウト。口に含むと、スッとした口当たりでほど良い苦みと酸味、モルトの甘味を感じる。鼻孔にローストバーレイの甘香ばしい香りが抜ける。甘みが長く残り、それを補完するようにある焙煎香と酸味、そしてアルコール感が、甘みとバランスよく存在していて美味い。



最後にもう一度エールを。

今度はロゴ入りのジョッキで出してもらった。



…せっかく名湯・湯布院に来たので、ゆふいん山水館に一泊して温泉を堪能することにしました。由布岳を眺めながらの露天風呂は最高でした。ろんもちで湯上りにもう一杯頂きました。

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翌日、大分市にいる知り合いと会い、大分名産の豊後河豚のコースを。

フグの肝は毒があるから食べられないと思っていたけど、豊後フグの肝は食べられるらしい。刺身で食ったが、これが美味い!肝系(魚限定だが)が大好きなアテクシのなかで全米が泣いた!

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島根県の松江市にある、島根ビールに行ってきました。



この醸造所は1996年に設立された醸造所で、造るビールのブランド名は、小泉八雲にちなんで「びあへるん」という名前。常時造っているビールは「ピルスナー」「ヴァイツェン」「ペールエール」「スタウト」の4種類で、限定商品も出しています。飲める場所は、全国各地のビアバーだけでなく、通販でも販売されているので、他の地ビールと比べると断然入手しやすいです。



今回は、醸造所に併設されている「松江・堀川地ビール館」で飲むことにしました。同館は、1階に土産物売り場とビアカウンターが、2階にレストランがあり、本当は2階のレストランで飲もうと思ってたんですが、残念ながらこの日は団体客が貸し切っていたので1階のカウンターで飲むことにしました。

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カウンター奥と横には醸造設備があり、特に横にある仕込釜は圧巻で細部までよく見学できます。



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まずは、ピルスナーです。

色はきれいな黄金色でSRM値は5くらい。透明度は高い。口に含むと、モルトの甘味とコクを感じるが、それに負けないようにある苦みとカーボネーションによって爽快なキレ感を感じ、口内がさっぱりしつつも飲み応えのあるものになっている。



次はペールエールです。

色は綺麗な銅色でSRM値は7くらいかな?透明度は少し低い。香りをかぐと、柑橘系の甘く爽やかな香りが漂う。口に含むと、みずみずしいホップの風味と柑橘系の甘い香りとが鼻孔を抜け、きめ細かなカーボネーションと奥深い苦みを感じる。



次はヴァイツェンです。

色は乳白した薄い黄色でSRM値は3~4くらいかな?透明度は低い。香りをかぐとバナナの香りがする。口に含むと、バナナやアイス句厘のような甘い風味と、グローブの風味を感じる。そして奥で微かにキレ感があるため、スッとした飲み口になっている。



次はスタウト。

少し甘めのコーヒーのような深い甘味と香味を感じる。ローストバーレイのまったりとした甘さと、それを邪魔しないようにある苦みとが良い感じにバランスを取って仕事している。



最後に限定商品のヴァイツェンボック。

色は薄めの黄色でSRM値は4~5くらい。透明度は低い。香りをかぐと少しスパイスの香りが勝っているヴァイツェンの香りがする(なんじゃそりゃ)。口に含むと、鼻孔に バナナの香りと、ほんの一瞬だけアルコール感を感じ、まったりとした甘みと苦みを深く感じる。



いやー。醸造施設を横目に飲む、出来立てのビールは格別でした。

ちなみに醸造所が併設されている「松江堀川地ビール館」は、小泉八雲の旧宅や松江城の近くにあり、観光のついでで寄るのにもってこいの好立地にあります。

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んで、松江城の側に松江歴史館があったんですけど、そこで偶然「エヴァンゲリオンと日本刀展」が開催されてて、話題になってたあのロンギヌスの槍や、綾波達をイメージして造った刀などが展示されていました。アテクシが憧れる尾川兼國氏の作品も展示されていたんですが、残念、2代目尾川兼國氏の作品でした。けど綺麗な造りの作品を生で見られて感動しました。

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